【なんG競馬】ノーザンホースパーク

新型コロナウイルスの流行で世間が暗い空気に包まれた２０２０年に、現役時代のオーナーである金子真人氏の協力のもと、日本競馬を盛り上げたディープインパクトの軌跡を感じられるモニュメント建造プロジェクトが発足。制作はイタリアを拠点に活動する北海道美唄市出身の彫刻家・安田侃（かん）氏に委ねられ、２１年８月の着工から１年９カ月の歳月をかけたモニュメントが５月３１日に完成する。

新設されたエリアは、ディープインパクトの子孫たちが駆けるノーザンファームの広大な放牧地に隣接。モニュメントへ向かう道には金子真人氏と夫人のみね子氏によるディープインパクトへの思いがつづられており、夏は緑があふれ木漏れ日が差し込み、秋は紅葉が美しく色づき、冬は白銀の世界のなかと、どの季節に訪れても違った自然の美しさが見られる。制作にあたっては、安田氏の代表作である「意心帰（いしんき」「天聖（てんせい）」を〝自由に見て、触れて、感じていただく〟というコンセプトで造られた。