【競馬】武豊は果たしてジャンダルムとグレイルどっちを選ぶのか

■Ｇ３京都２歳Ｓを勝ったグレイルはただモノではない
　デビュー２戦目で重賞を制したパートナーのグレイルは、父ハーツクライ、母プラチナチャリス、母父ロックオブジブラルタルという血統で、１０月２２日のデビュー戦では、“いずれ、強くなるかも”という、将来性を感じさせる走りを見せてくれました。野中賢二先生も同じように感じていたようで、「びっくりするくらい、まだ馬ができあがっていない。本当に良くなるのは４歳」と話していました。

　実際、京都２歳ステークスでも、全体的に緩さがあったり、最後の直線で手前を替えなかったり……完成途上というよりは、まだまだ、その入り口といった走りでした。それでいて、これだけの走りができるのですから、これはもう、ただモノではありません。高いポテンシャルを持った馬が、鮮やかすぎるほどの強い勝ち方で、ファンの期待に応える……これが、競馬です。

将来性なら手前変えずにタイムフライヤーを差し切ったグレイル
でも現時点での完成度と関係者との縁ならジャンダルム

だからこそその頃ちゃんと乗れるように今手放せないという悩ましさ

ジャンダルムは弥生賞と皐月賞で２～４着くらいでマイル戦線へ
グレイルも勝ちきれないけれど王道ローテへ
皐月賞はマエコーやしジャンダルムを選ぶでしょうな

外枠でずっと外回ることになったし、マイルばかり使っててスタートから行きたがって折り合いに苦労したしそのせいで位置が後ろになったし
自分から前を捕まえに動いて最後差されたけど2着に踏ん張ってるのは十分強い

枠順が違ったら逆転しててもおかしくないと思ったがどうだろ？

どちらにせよ武が選んだ馬が勝つよ
こういう選択権が自分にあるときの武の選択眼ははんぱない

2000では底が見えた

あの時と今回は話が違う
グレイルが子供扱いしたタイムフライヤーに負けたジャンダルムを推す理由がない

今年、もう一つの新設Ｇ１大阪杯をキタサンブラックで制し、ここを勝てば全Ｇ１制覇にリーチが掛かったが、惜しくも２着。「あそこまで行ったら勝ちたかった」と唇をかんだ。「距離は問題ないと思った。最初の２Ｆだけ行きたがったが、すぐに納得してくれていい形で運べた。最後は苦しくなったが、まだこれからの馬。来年が楽しみ」と前を向いて１年を締めくくった。